24時間営業

24時間営業
いつでも薬局

2016年10月21日金曜日

「MBAで頭痛のガイドラインを読む.Part1」 headache

1.はじめに
頭痛で悩んでいる方、多いですよね。ロキソニンを常用している方もいると思います。慢性的な頭痛の解説と対処法を知り、賢い患者になるための方策を、日本神経学会・日本頭痛学会監修の「慢性頭痛の診療ガイドライン2013」を読み解き、考えます。なお、ここでは断りがない限り、商品名を記述しています。


2.頭痛の分類

まず、頭痛の分類ですが、一次性頭痛と二次性頭痛に大別されます。
二次性頭痛は、頭痛の原因となる何らかの疾患があって発生する頭痛で、「突発の頭痛」「経験したことのない頭痛」「いつもと様子の違う頭痛」「頻度と程度が増していく頭痛」などの場合です。
くも膜下出血による頭痛や感染症による頭痛、頭部外傷による頭痛などと言えばイメージが湧くと思います。これは生命の危険に及ぶ場合があり、医師が慎重に診断する頭痛です。
一次性頭痛は、二次性頭痛とは違い、原因疾患がない頭痛です。緊張型頭痛(かつては筋収縮型頭痛とも)、片頭痛、群発性頭痛、その他の頭痛に分類されています。

3.市販薬による治療

頭痛では、重症度と生活支障度により、①軽症:生活に対する支障がない、
②中等度:日常生活や仕事に影響がある、
③重症:日常生活や仕事が不可能・寝込む、に区分されています。
一次性頭痛のうち、反復性緊張型頭痛、軽症~中等度の片頭痛は市販薬での治療が期待されます。市販で手に入る治療薬には、ロキソニンやタイレノールがあります。これらは単一成分の商品で、眠くならないことから、薦めやすい商品です。
鎮静作用を望む場合には、イブクイック頭痛薬やバファリンプレミアムを薦めます。注意が要るのは、頭痛薬の長期乱用により頭痛を引き起こすことです。月に10日以上薬を飲まないといけない頭痛が3か月以上続く場合は、休薬したり、有効成分を変えたり、医師の診察を薦めます。 


近日、もっと詳しい内容をアップします。
(加)

0 件のコメント:

コメントを投稿