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2016年10月7日金曜日

今日は、睡眠薬の話

今日は、睡眠薬の話をします。

睡眠薬と一口に言っても、色んなものがあります。
布団に入ってもすぐに寝付けない人のためのものや、途中で目が覚めてしまう人のためのもの。
明日を迎えたくない方が一日中眠っているためのものもあります(自己責任です)

まず、すぐに寝付けない人向けに、入眠剤と呼ばれるものから。
有名なところでは、アモバンやマイスリー、ハルシオンが挙げられます。
ハルジオンじゃありません。それは、バンプオブチキンの名曲です(^^♪

なぜ、これらが入眠剤と呼ばれるか。
それは、これらの効き目がおよそ4時間未満という、短時間で作用するからです。
これらは飲んでから効き目の発現が早く、また、速やかに体から消失します。
だから、布団に入ってからも興奮してしまい、なかなか寝付けなーい、って方にピッタリなんです。

逆に、すぐに眠れるんだけど、途中で目が覚めてしまーう、という方には向いてません。
そういう方には、デパスとかレンドルミンとか、ロヒプノール、サイレースなどが用いられます。
これらの薬は、効き目の立ち上がりが早すぎず、消失時間も約6~8時間と、標準的な睡眠を得るのにピッタリです。
仕事などで緊張状態が続いていて、眠りが浅い、と訴える方が用いることもあります。
熟眠感がない方に向いているんですね(^^)/

さてさて、何らかの理由で明日を迎えたくない方がいるとします。
例えば、試験勉強の進んでいない学生や、上司のプレゼンファイルを保存直前で削除してしまった新人社員、海外組が不調の代表監督などなど。
「明けない夜はないですよ」(意地悪)

そういう方のための薬に、ソメリンやドラールがあります。
あまり使用されません。だって、ソメリンは消失するのに85時間(!)もかかるんですから。「むしろ用途あるの?」
ドラールは若干短く、消失時間は36時間程度と言われています。「寝すぎじゃね?」と言われるにはこれでも十分ですね。
これらの薬場合、どちらかというと、開発してみたらあんまり消失しなかったー、というのが実態でしょう。
それに、重度の睡眠障害の方には、どこかで使用されてるのでしょう。

上記の消失時間は一般的な作用時間で、もちろん使用する方で個人差がありますね。

さて、私も今日は早めに就寝することにします。
ちなみに、私は生ビール2杯でコテンと眠ってしまうほど、アルコールに弱いです( ;∀;)
(加)

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