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2016年10月25日火曜日

コーヒーブレイク 本の紹介

「パラダイムの魔力」という20年以上前の巻末話です。
読むたびに多くの人に紹介しています。
常識とはって….

「ブスとブタ」の話は、パラダイムそのことを示唆しています。

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むかしむかし、山荘をもっている男がいた。
毎週土曜日の朝になると、ポルシェを駆って山荘に向かう。
見通しのきかないカーブやガードレールのない絶壁など、
途中には危険な箇所がいくつもある。
しかし、男は気にもかけていなかった。
車の性能はすばらしいし、運転には自信があるし、
目をつぶっても走れるほど道をよく知っていた。
ある晴れた土曜日の朝、男はいつものようにポルシェを飛ばしていた。
見通しのきかないカーブが近づくと、スピードを落とし、ギアを切り換え、
二百メートルほど先の急カーブにそなえ、ブレーキに足をおいた。
そのとき、カーブの陰から車が一台、ハンドルを切り損ねたように飛び出してきた。
崖から落ちると思った瞬間、道路すれすれに弧を描き、勢いあまって反対車線に入り、
あわててハンドルを切り直したかと思うと、また反対車線に入ってくる。
なんてことだ。
男は急ブレーキを踏んだ。車は蛇行しながら接近してくる。
ぶつかると思った直前、対向車は左にそれ、すれ違いざま、きれいな女性が窓から顔を突き出し、あらん限りの声で叫んだ。
「ブタ!」
ふざけるな。男はカッとなって、怒鳴り返した。
「ブス!」。
「めちゃくちゃな運転をしているのは、どっちなんだ」。
しかし、怒鳴り返して、少しは胸がすっとした。
ああいう女には、ひとこと言ってやったほうがいい。
そして、アクセルを踏み込み、急カーブを曲がった途端……、
ブタに衝突した。
(「パラダイムの魔力」ジョエル・パーカー著より)
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すべて自分次第と…….
どうしたら気付けるかなと。
(KASA)



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