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2016年10月16日日曜日

目の愛護デー

最近はパソコンやテレビゲームなどをやりすぎたりして、涙が少なくなったり(ドライアイ)、ひどく目が疲れて肩がこる頭痛がするなどの症状を起こす人が増えています。

また、2大失明原因の緑内障や糖尿病の合併症の一つである網膜症は初期自覚症状がまったくなく、自覚症状が出た時には、すでに失明の危機にひんした状態であることがほとんどです。今月10日は目の愛護デーでした。今回は目の病気や目を健康に保つ栄養についてお伝えします。

≪よくある目の病気≫
◆白内障◆
白内障とは、カメラでいえばレンズにあたが白く濁って、見えにくくなる病気です。原因は、先天的なものであったり、外傷、アトピーや薬、放射線など様々な原因で起こりますが、年を取ることによって生じるものが最も多く、老化現象の一つといえます。
◆緑内障◆
緑内障は、日本人の40歳以上の20人に1人がかかるといわれる、失明原因の上位にあがる目の病気です。緑内障では、何らかの原因で視神経がいたみ(障害をうけ)、見える範囲(視野)が徐々に欠けて行きます
◆加齢黄斑変性◆
ものを見るための視機能で最も重要な、網膜 の中心部である黄斑部 (おうはんぶ)が障害されるのが加齢黄斑変性です。
喫煙歴や肥満があると、発症率は高くなる傾向にあるため、加齢黄斑変性は「目の生活習慣病」とも呼ばれています。また遺伝的要因や、太陽光、食生活などの生活習慣や環境もその発症に関係しています。
◆アレルギー性結膜炎◆
アレルギー性結膜炎とは、アレルギー反応により、目の充血やかゆみが起こる病気です。日本人のおよそ1520%がかかっていると推定されており、近年その患者数はますます増えていると考えられています。
◆糖尿病網膜症◆
糖尿病網膜症とは、糖尿病が原因で目の中の網膜という組織が障害を受け、視力が低下する病気です。
糖尿病性腎症、糖尿病性神経症と並んで、糖尿病の三大合併症といわれます。定期的な検診と早期の治療を行えば病気の進行を抑えることができますが、実際には日本の中途失明原因の第1位となっている病気です。





≪目に効く栄養素≫
目に良いとよく言われるものにブルーベリーなどのアントシアニンがありますが、その他ビタミン類などもとても重要です。


~疲れ目に特に重要な栄養素がビタミン群~




★ビタミンA……疲れ目やかすみ目などの改善に役立ちます。
角膜や網膜の状態を正常に保ち、毛様体の筋肉の弾力性を回復させる働きがあります。
【人参、かぼちゃ、小松菜、ほうれん草などの緑黄色野菜、うなぎ、鮎など。】
★ビタミンB1……視神経の働きを高めて視力の低下を防ぐ役割をしています。
目の疲れを解消するのに役立ちます。
【豚肉、うなぎ、玄米など】
★ビタミンB2……網膜の働きを助けて目の充血を解消したり、 視力回復に役立っています。目に充血が起こっていたら、ビタミンB2不足の信号かもしれません。
【レバー、納豆、うなぎ、卵など】
★ビタミンC……白内障の予防が期待されます。
水晶体には多く含まれており透明度を保ち、細菌などから目を守る働きがあります。
【ブロッコリー、ピーマン、じゃがいも、レモン、いちごなど】
★ビタミンE……糖尿病網膜症の治療や加齢黄斑変性の予防に効果があります。
【アーモンド、菜種油、唐辛子など】
★アントシアニン……疲れ目を予防、改善する働きがあり、糖尿病網膜症の改善効果も臨床試験で確認されています。
【ブドウ、ブルーベリー、なす、黒大豆など】
★ルテイン……目の細胞は光による酸化ダメージを受けることがありますが、ルテインは抗酸化作用によって目の酸化ダメージを防いでくれます。(黄斑変性の予防)
【ほうれん草、ケールなどの緑黄色野菜】


 大切な目を守るため、生活習慣病を予防するとともに、日頃から目に優しい生活を心がけたいですね。
[徳]



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